無駄をなくして再分配する

無駄をなくすのサムネ その他

セーフティーネットはあるものの

こんにちは、ちばっしーです。

日本には一応、生活保護などのセーフティーネットはあります。

しかし、絶望して自殺する人も少なくありません。

それは「人としての温かみがない制度」だからなのか、
それとも「利用したところで、希望が持てない」のか・・・?


今後、さらに孤独死などが増える可能性もあります。

「では、もう少しセーフティーネットを手厚く・・・」というと、
「税金を使うな!」という、非常に強い反対意見もあります。

しかも、生産年齢人口の減少などから、
現状のセーフティーネットさえ維持出来なくなっていくかもしれません。

そこで、今日のテーマは「無駄をなくして再分配する」です。

衣食住の無駄をなくす

まずは、人の生活の最低ライン「衣食住」についてです。

衣食住に困る方が少なくない一方で、
このような無駄が行われているのは驚くべきことです。

衣服ロス

環境省の調査(2020年)によれば、国内では、家庭で着古すなど使い終わった衣服の66%に当たる約51万㌧がそのまま廃棄され、リサイクルや再利用されたのは3割あまりにとどまっています。1日当たりに換算すると、毎日大型トラック130台分の衣服がごみとして捨てられた計算になります。

「衣服ロス」に向き合う~サステナブルファッションをどう進めるか

「衣服ロス」という言葉を聞いたことがありますか?

沢山の衣服がゴミとして捨てられています。
もっと有効活用できないものでしょうか?

食品ロス

食品ロスとは、まだ食べられるのに廃棄される食品のことです。 日本では、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は522万トン(※)。 これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料支援量(2020年で年間約420万トン)の1.2倍に相当します。

食品ロスについて知る・学ぶ – 消費者庁

次は「食品ロス」
まだ食べられるのに捨てられる食品です。

世界の食料支援を超える量の食品が廃棄されているそうです。

空き家問題

日本の空き家の数は2013年時点で約820万戸に達しており、住宅総数に占める空き家の割合は13.5%です(総務省統計局)
この数字はほぼ7軒のうち1軒が空き家という状態を示します。さらに核家族化や少子高齢化における高齢者の一人暮らしが増えてきているため、過疎地域を中心に空き家の数は今後もどんどん増え、2033年には3軒に1軒が空き家になる可能性があります(野村総合研究所)

空き家問題とは?空き家対策法ができた空き家問題の原因と対策

そして「空き家問題」
空き家も沢山あって、今後さらに増えていく見込みです。


それなら、まずはこれらを回収し、
生活に困っている方に積極的に分配すれば良いのではないかと思います。


なぜ、今までそうしなかったのか不思議です。

教育の無駄をなくす

次は「教育の無駄をなくす」です。

持論なのですが、文部科学省に、
教科書の内容に準拠した動画を1本ずつ作ってほしいと思います。

そしてそれをネットにあげて、誰でも自由に見られるようにしてほしいです。


そうすれば、不登校の子も自宅で学べますし、
学び直しをしたい社会人にも役立ちます。

日本の教育水準も上がると思いますし、
不当な教育の格差も、これで少しは埋めることができるはずです。


そして教員の負担の軽減、人員や設備の削減にも繋がるので、
その分の財源を、他に回すことが可能です。

支援の無駄をなくす

ひきこもり支援や福祉の場合、
WEBサイト、チラシ、建物など、
見せかけだけ立派でも、中身がなければ無駄だと思います。
(むしろ詐欺に近いと思います)

設備も綺麗である必要はあっても、豪華である必要はないはずです。

それよりも、必要な人に、ちゃんと必要なことを届けてほしいです。


支援者の、支援者による、支援者のための、
派手なパフォーマンスなども必要ありません。
(100%自腹で運営しているのあれば、別にやっても構わないと思いますが)

行政の無駄をなくす

私は昔、図書館でアルバイトをしたことがあります。
(短期のアルバイトでした)

そこに、同じアルバイトの主婦の方がいたのですが、
こんなことを言っていました。

「市役所のバイトは楽だった」
「仕事は少ししかなかった」
「あとは座って仕事をしているふりをしていてくださいと言われた」
「雑誌を読んでいてくださいと言われた」


この話を聞いて驚きました。

極端な事例なのかもしれませんが、
まだ、いろいろ改善の余地があるのは確かだと思います。

例えば、
実態がない相談窓口を沢山作って、たらい回しにしているケースなどは、
本当に無駄なので、早くやめた方が良いと思います。

また、仕組み上の無駄も多く、
セーフティーネットの手続きなどは、非常に煩雑らしいです。

一方で、先ほどの「衣服ロス」「食品ロス」などを有効活用する仕組みは、

まだ整備されていないようですね。

個人的には、生活が苦しいと思われる世帯には、
不要な手続きなしで、積極的に分配するのが適切かと思います。


そうした方が、
日本の経済や社会全体にも、良い影響があるのではないかと思います。

まとめ

今日は「無駄をなくして再分配する」というテーマでお話しました。

会社で働いている人は、
紙1枚でも無駄にしないように、
そして時間も、1秒でも無駄にしないように仕事をしていると思います。


常に、秒単位で密度を高めて頑張っていると思います。
(しかし、やりすぎというか、これはこれで逆に問題だと思います。

この温度差にも凄い矛盾を感じています)


支援においては、まず無駄をなくすがキーワード。

セーフティーネットの充実のために税金を使わなくても、
無駄をなくすだけでも、まだまだ出来ることがあると思うのです。

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