開かれた双方向評価

双方向評価のサムネ その他

こんにちは、ちばっしーです。

今日は個人的に、社会を良くするためには、
「これしかない!」と思うことがあるので、
書いてみたいと思います。

腐敗する人や組織の共通点

教育や福祉、政治などの「腐敗」が問題になっていますね。

腐敗する人や組織には共通点があると思います。
それは以下の二つです。

  • 閉鎖的な環境で一方的な評価をする
  • 結果を出さなくても収入になる

閉鎖的な環境で一方的な評価をする

閉鎖的な環境で一方的な評価をする。

例えば、学校の教師がわかりやすいと思いますが、
教師は生徒を評価しますよね。
評価して通信簿を渡します。

各科目に加えて、人間性までも評価します。

この時、モラルが欠如した教師の場合、
ちょっと気に食わない生徒がいると、
「悪く書いてやろう」となります。

さらに、日頃からそれを盾に、
「俺に逆らったらどうなるかわかっているな?」
となる。

やがて、犯罪レベルのことをやって、
生徒を自殺に追い込んでしまう。

こんなふうに腐敗していきやすいです。
(もちろん、まともな人もいますが)

家庭とか、会社も同じで、
一方的に評価する立場は、パワハラに繋がりやすいと思います。

パワーハラスメント(和製英語: Power Harassment、英: Harassment、Workplace Bullying)とは、組織内虐待の一つであり、主に社会的な地位の強い者(政治家・会社社長・上司・役員・大学教授など)による、自らの権力や組織内の優位性を利用したいじめや嫌がらせのことである。

ウィキペディア(Wikipedia)

一方的な評価、
加えて「閉鎖的な環境で」というのが、一つのキーワードになります。

日本でパワハラが生じやすい最大の理由として閉鎖性が挙げられる。組織が閉鎖的で上下関係が固定的になり、パワハラそのものが外部に表面化しにくいことと、上司と部下の双方が承認依存関係であることが挙げられる。

パワハラの定義には学校のいじめも含まれることがあり、日本の学校は授業毎に生徒や教室を変えたりせず、リモート教育も普及していなく、生徒が毎日同じ場所(学校・校舎)へ集まり、クラスで固定することによって閉鎖性が生じ、いじめが発生する。これは職場でも同様である。

ウィキペディア(Wikipedia)

結果を出さなくても収入になる

結果を出さなくても収入になる。

例えば、ノルマや納期もなく、
そもそも数字や成果物を出す必要さえなく、
たいした結果を出さなくても収入になる。

あるいは、寄付金や補助金の手厚い援助があるとか、
いわば「ぬるま湯」につかっている。

このような場合は腐敗というか、
常識からズレた感じになりやすいです。

それだけなら、そこまで害はないかもしれませんが、
先ほどの「閉鎖的な環境で一方的な評価」とセットになり、
両方の条件が揃ってしまうと、
非常に深刻な腐敗に繋がる印象があります。


また、「悪いことをして儲けている」も、ここに入ります。

開かれた双方向評価

では、次に、どうすれば良いかを考えていきます。

いきなり廃止は難しい?

本当は、腐敗した組織など「即廃止」した方が良いです。

全ての人に害になっている組織はもちろん、
一部の人には、ある程度役に立つとしても、
社会全体で考えたらマイナスになっている。

こういうのも考え直すべきです。

教育も福祉も、
本当に必要な事は、実は少ないと思います。
おそらく、8割9割はコスト削減できる。

これは、教育や福祉を廃止するということではなく、
その浮いたコストで、
優先順位の高いことから順番に再構築した方が良いという意見です。



ただ、いきなりそれをやると、
「支援員さん達の生活はどうなるんだ?」
などの反対意見もあるかと思います。

まぁ、それはそれで一理あるので、
一気に「廃止→再構築」というのは難しいのかもしれません。

開かれた双方向評価

そこで、次善の策として、
「開かれた双方向評価」というのを提案したいと思います。


これは、教師が生徒を評価するなら、
生徒も教師を評価する。

上司が部下を評価するなら、
部下も上司を評価する。

それを、なるべくオープンにするというものです。

双方から話を聴くのは基本中の基本

双方から話を聴くのは基本中の基本です。

例えば、夫婦喧嘩をしている人がいたとします。

「うちの夫は、こうでこうで、こんなに酷いんですよ!」
「そうなんですか。それは大変ですね・・・」

でも、夫の方から話を聴くと、また少し違ったりする。

だから、必ず双方から話を聴いて判断する必要があります。

「立場」でも「多数決」でもありません。

これは基本中の基本で、
この基本が出来ていないと失敗します。

口コミサイト

「口コミサイト」ってありますよね。

例えば、退職した人の口コミが掲載してあって、
「この会社は、実際にはこうでした」
みたいな「生の声」が聴ける。

それを、就職・転職活動する人が参考にできると。

私は、こういうのは非常に素晴らしいと思います。
この声こそが、社員から会社への「通信簿」ですね。


もっと普及してほしいし、
会社でも病院でも、福祉の事業所でも、
利用した人は、良かった事も悪かった事も、
遠慮せずに、どんどん積極的に書いてみてほしいです。

そうすれば、いろんな人の選択の助けになるし、
腐敗した組織が淘汰されることにも繋がります。

より良い社会になっていくと思うんですよね。

労働基準法を超える抑止力

ただ、口コミサイトには欠点もあって、
それは、サクラを使って自社の評価を上げたり、
ライバル他社の評価を貶めたり、
そのようなことが出来てしまう点です。

そこで、私は思うのですが、
国が口コミサイトをやれば良いと思います。


国や公的機関が、身分証を確認した上で、
口コミを受け取り、匿名でサイトに掲載する。
(または法整備。要は信頼性が高ければOK)


それを誰でも見ることができる。

厳しいと思いますか?

でも、そういうのが出来ると、
凄い抑止力になると思うんですよね。

労働基準法や労働組合よりも、
よほど労働者を守ることが出来ると思います。


教師や家庭など個人の場合は、
完全にオープンにする訳にはいかないと思いますが、
「定期的に口コミを回収」して、特定の担当者が確認し、
問題があると思われる場合にはヒアリングをするとか、
何か、やりようはあると思うんですよ。

「口コミの公開範囲」や「口コミが出来る関係者の範囲」
「口コミに対しコメントできるようにする」など、
各分野で、それぞれ適した仕組みを考えていくと、
難しくはありますが、面白いと思います。

まとめ

今日は「開かれた双方向評価」というテーマで、お話しました。

上手く、このような仕組みができると、
ひきこもりや不登校、虐待、
ブラック企業やブラック福祉など、
様々な問題を解決できる可能性があります。


世の中の不幸の原因は、
かなりの部分が「腐敗」だと思うし、
腐敗というのは「フェアじゃない」ということです。

ぬるま湯につかっている人が、
閉鎖的な環境で環境で一方的な評価をすると、
「人に厳しく自分に甘い」になってしまいがちです。

意にそぐわない者を排除したり、
捏造して濡れ衣を着せたり、という問題も起きてしまう・・・。


そうならないように、開かれた双方向評価をする。

よく「選択肢を増やす」という言葉を聞きますが、
それよりも「騙されずに選択出来る」ことの方が大切だと思います。


記録に残ること。
いろんな人が見れること。

それは、要するにフェアということです。


「開かれた双方向評価」と聞いて、
「導入しよう」と言える組織は、
本物だと思います。

本当に社会貢献のために動いているのだと思うし、
例え批判的な口コミがあっても、
真摯に受け止め、どんどん質を高めていくことができるでしょう。


逆に、必死に逃げたり抵抗する組織は、
表に出せないような何ががあるし、
悪いことをしている自覚もあるのだと思います。

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