私が出会ったひきこもり当事者
こんにちは、ひきこもり経験者のちばっしーです。
今日は、私が出会ったひきこもり当事者について書きます。
昔、ひきこもりの居場所、
フリースペースのような所に行ったことがあって、
そこで出会った人達です。
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努力家なひきこもり
一芸に秀でていたり、
ある分野に非常に詳しかったり、という人達に出会いました。
一言で言えば、努力家ですね。
例えば、先日の記事でちょっと紹介したボディービルダーの彼。
いや、正確にはボディービルダーではないのだけれど、
ボディービルダーのような肉体の彼は、
「足を浮かせた腕立て伏せ」ができました。
足を浮かせた腕立て伏せって、意味伝わりますかね?
普通の人間では絶対にできないことなのですよ。
他にも、スポーツがプロ級に上手い人とか、
囲碁に詳しくて、研究に余念がない人。
コンピュータ・グラフィックスをやっていた人。
その後、通信制大学に行って精神保健福祉士になった人。
なので、一般的には「ひきこもり = 怠け」とされているけど、
「デマだな」と、私は思いました。
ただ、少し方向性が独特だったり、
いろいろなことに手を出しすぎて分散されていたり、
必ずしも、努力が報われていない傾向はありました。
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働きたいひきこもり
働きたいというか、
アルバイトをしていたり、既に働いている人も多かったです。
働いていない人も、
先日少し書いた彼のように、
仕事やお金のことで真剣に悩んでいました。
私が知っている範囲では、
「働くのが怖い」とか「つらい」という人はいても、
「働いたら負けだと思っている」という人はいませんでした。
厳密には、一人だけ「働く気はない」と明言した人がいました。
彼は当時40代で、統合失調症を患っていたのですが、
穏やかで善良な人でした。
元気にしているかな?
排他的なひきこもり
パーソナリティの面では、人それぞれという感じでした。
とっても優しい人もいれば、
一部、排他的な動きをする人もいました。
自分の意にそぐわない人に難癖をつけて、
排除しようという動きが目につきました。
ですから、残念ながら昨日書いた内容は、
冗談というわけでもありません。
当時は、正直腹が立ったけれど、
しかし今思えば、一種の防御本能的なものかもしれません。
そう考えると、同情の余地もあります。
ただ、本当に気の毒なのは、
排除された方のひきこもり当事者で、
不幸な被害者と言うしかありません。
ダメージは相当なものだったと思います。
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違うタイプのひきこもり
別のフリースペースに行ったこともありました。
そこで言われたのは、
「親の同意が必要なので、この書類にサインをもらってください」
ということでした。
私は、
「えっ? 親なんかいません」
と言うしかなく、その後、二度と行くことはありませんでした。
もしかしたら、
そのような「親の協力ありき」の支援団体に行けば、
また全然違ったタイプの、ひきこもり当事者に出会えたのかもしれません。
ひきこもりという言葉
今日は、私が出会ったひきこもり当事者について書きました。
その後、社会復帰した方、結婚した方、
そして亡くなられた方もいます。
地域や世代、支援団体等によっても顔ぶれが異なると思われます。
調査方法や質問項目によっても、結果が大きく異なるでしょうし、
結局、まだ誰も「ひきこもり」の実態は掴めていないのかもしれません。
HSPや発達障害など「人を分類するような言葉」は沢山あります。
しかし、これだけ異なるタイプを内包し、
強い偏見もあり、
その結果、沢山の不幸を生み出してしまった言葉もないと思います。
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