人は60歳で大人になる

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大人になるのサムネメンタル

福祉住環境コーディネーターの試験範囲から

私は不動産会社に所属していたことがあり、
その関係で、福祉住環境コーディネーターという資格を取ったことがあります。

福祉住環境コーディネーター(ふくしじゅうかんきょうコーディネーター)は、日本の公的資格の1つ。高齢者や障害者に対して住みやすい住環境を整備するためのコーディネート(調整役)である。

ウィキペディア(Wikipedia)

そのテキスト、試験範囲に、
印象に残った記述があったのでご紹介します。

流動性知能と結晶性知能の話です。

流動性知能

流動性知能とは、新しい情報を獲得し、それをスピーディーに処理・加工・操作する知能で、暗記力・計算力・直観力などが該当する。流動性知能は25歳ごろにピークとなり、65歳前後で低下がみられるという。

「中楽坊」スタイル

人間の、いわゆる頭の良さ、
知能は二つに分類できます。


一つは流動性知能。
暗記力、計算力などで、25歳ぐらいがピークらしいです。

結晶性知能

結晶性知能とは、経験や学習などから獲得していく知能で言語力に強く依存する。洞察力、理解力、批判や創造の能力といったものが該当する。結晶性知能は、経験や学習によって20歳以降も上昇をつづけ、高齢になっても安定しているという。

「中楽坊」スタイル

もう一つは結晶性知能で、
これは洞察力、理解力、批判や創造の能力・・・。


いわば、人間の総合的な賢さみたいなもの。

60歳頃まで上昇し、その水準を生涯維持する人もいるそうです。

成人年齢は18歳?

明治時代から今日まで約140年間、日本での成年年齢は20歳と民法で定められていました。 この民法が改正され、2022年4月1日から、成年年齢が20歳から18歳に変わります。

政府広報オンライン

最近、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられました。

しかし、20歳にせよ18歳にせよ、
さほど根拠のある数字ではなく、
便宜上、このぐらいで区切っておきましょう、
ぐらいの感じではないでしょうか?

そして、先ほどの結晶性知能を基準に考えれば、
人間として一つの完成に至るのは、60歳ぐらいということになります。

懐の深さを失っている

どこかの段階で成人年齢を決めることも、社会には必要なのかもしれません。

しかし、あまりに無意味に年齢で区切りすぎているように思います。

この年齢なら、こうならなければいけない。

こうでなければいけない。
子供なら許されるが大人なら許されない。

何歳で学校を卒業し、
何歳で就職しなければいけない。
転職できるのは何歳まで。
結婚は何歳から何歳まで。

この年齢でひきこもりなんて、とんでもない・・・。

そういうことが過剰になって、懐の深さを失っているように感じます。
なにか冷たく、生きづらい社会になってしまっている。


個人差もあるし、
それぞれ事情も違いますよね。

結晶性知能が完成するのは60歳頃なのですから、
40歳の人は、20歳の人よりは大人かもしれないけど、
60歳の人と比べれば、未熟なところがあっても仕方がないと言えます。


ある意味では、まだ子供なのです。

人は生涯にわたって成長し続けます。

だから何歳であっても、
もっと成長しなければいけないということでもあるし、
一方で、その成長を待てるように。

人に対しても、自分に対しても。


人として自然な未熟さを許せるようになれば、
もっと生きやすく、温かい社会になるのではないかと思いました。

真の成人式

60歳で「真の成人式」をやれば良いと思います。

還暦というと、赤いちゃんちゃんこを着て、
おじいちゃんになりました、そろそろ引退ですね、
みたいなイメージがあると思います。

そうではなくて、
やっと人として一人前になりました、という感じで。


そして、賢さのピークを迎えて、
ついに人として完成したわけですから、
ここからが本番という気持ちで、
社会で活躍していってもらえればと思います。

まとめ

孔子の有名な言葉がありますね。

子曰く、吾十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑はず。五十にして天命を知る。六十にして耳順ふ。七十にして心の欲する所に従ひて矩(のり)を踰えず(こえず) 。

マナペディア(manapedia)

人は生涯に渡って成長するし、
成長できる可能性があります。

その成長を待てるように。


大人が子供を許せるように。
人に対しても自分に対しても。

人生100年時代、
もっと懐の深さが、社会には必要だと思います。

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